■ ID | 164 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 安定型処分場搬入廃棄物の硫化水素発生ポテンシャルに関する研究 |
■ 著者 | 井上雄三
国立環境研究所 大迫政浩 国立環境研究所 小野雄策 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | (社)廃棄物資源循環学会 |
■ 出版年 | 2001 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第12回廃棄物学会研究発表会、平成13年11月2日 |
■ 抄録・要旨 | 安定型廃棄物の搬入管理の方法として、廃棄物の熱灼減量5%が基準化されているが、これは硫化水素の発生を想定して作られたものではない。そこで、本研究では硫化水素発生ポテンシャルから安定型廃棄物の搬入適否を簡易に評価するため、がれき類や廃石膏ボード廃石膏ボード類などの廃棄物に温水を加えて抽出液を作成し、この抽出液をバイアルビンに充填して硫酸塩還元培養実験を行った。
温水と熱灼減量との間には一定の関係があることが分かった。本実験の初期培養液のDOC濃度が250-350mg/L以上の場合は、硫化水素ガスが100mg/Lとなることが判明した。また、酸素がバイアルビンに残っていると硫化水素ガスの発生が遅くなることなどが判明した。今後は、温水抽出法と固形物を用いた培養実験との整合性や無酸素置換による迅速定量を開発する必要がある。 |
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